2013年 12月 30日
モジュールの裏にホットスボットが見つかる |
2003年、設置6年目初めて現地調査を4件の発電所で実施しました。以来毎年、発電低下等、気になる発電所を候補とし、メーカーとCELC合同での現地調査を実施してきました。
メーカーと一緒に現地を訪問し、機器による調査や周辺環境を目視し、低下原因を追究、さまざまな事例を知ることができ、データを取り続けた大きな成果となりました。また、設置者との会話を通し太陽光発電への熱い思いを伝えあう機会ともなりました。
第1回目の現地調査には、10名が参加、パワーコンディショナーの動作状態、設置状態(環境)、外観確認及びP-Vアナライザでの電圧及びモジュール特性を確認し1系統に低下を確認。
その後、屋根に上がり、モジュールを1枚ずつ架台から取外しチェック。電圧低下(33.6Vに対し19.7V)1枚と、出力異常はなかったもののホットスポット(変色や焦げ)の外観不良を確認したため5枚を交換し、外したものは工場へ持ち帰り詳細に測定されました。工場での測定の結果、1枚はバイパスダイオードの特性不良、2枚はインターコネクタの太陽電池セルへのハンダ不足、残り2枚は太陽電池セル特性のばらつきにより特定のセルが発熱したためとの分析結果報告がありました。
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by mono0005
| 2013-12-30 01:33
| 太陽光